2013年2月2日土曜日

Coders at work

Coders at workを読んだ。
有名なHacker15人のインタビュー集。

一番の有名どころはThe art of programming(というかTexの?)のクヌース先生、
他にもHaskellの作者やNetscapeの製作に関わった人など盛りだくさん。
インタビュアー(=作者)もCommonLispの有名なHackerということで、
関数型言語の開発に関わっている人が多い印象。
ちょっと年齢層は高め。

インタビューの手法として始めてプログラミングに関わったところから聞き始めプログラミングの経歴、手法、以前と最近のプログラミングで何が変わったかなどを順番に聞いていく。
The art of programmingを持っているか?という質問があったり、あなたは職人ですがアーティストですか?科学者ですか?と言う質問があったり。なかなかバラエティに富んでおもしろい。
結構その人の経歴に関する話が長いので自分のようにコンピュータ史が好きな人にはいいかも。

ほかに、意外だったのはオブジェクト指向や、デザインパターンが嫌われていたこと。
C++はあの混沌仕様なので嫌われるのはわかるとして。
オブジェクト指向自体やデザインパターンもあまりい印象の人が多くなかった。
結局シンプルイズベストということか。
Cがシンプルなのはわかるけど関数型言語はどうなのだろう。

また、設計にUMLを使うという話も少なく、それよりは紙と鉛筆で設計するとか、
IDEもEclipse等の統合開発環境ではなくviとEmacsだったりと、(この辺は昔の人が多いからかな?)
ハッカーといえば常に新しいツールに飛びついていろいろ試してみるイメージ
だったけど、意外にそういう人ばかりではないのねと思った。
かくいう自分もEmacsないと生きていけないですけどね。

0 件のコメント:

コメントを投稿